エンジニアリングプラスチックは、汎用プラスチックよりも、耐熱性や力学的強度に優れており、金属の代替材料として利用されてます。一方、高分子は、光や熱などの外的要因により劣化が進行し、性能が低下します。劣化における物性値の低下は、分子構造の変化と密接に関係しているため、耐久性を考慮した材料設計を行う上で、分子構造解析が非常に重要となります。
本セミナーでは、エンジニアリングプラスチックの1つであるポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂を例に取り、光劣化または熱劣化による分子量・分子量分布および表面分子構造の変化をGPCとESCA(XPS)を用いて解析した事例を解説いたします。
ウェビナー
エンジニアリングプラスチックスの劣化解析
内容 |
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講師 | (株)東ソー分析センター 四日市事業部 解析G 髙尾 和也 |
日時 | 2023年5月31日(水) 16:00~17:00 (開場:15:45) |
概要
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