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装置紹介
No.A1401 | 2014.10.29

多機能キャピラリーレオメータ

粘度、伸長粘度、溶融張力、PVT測定など

概要

樹脂などの流動体をキャピラリーから押し出し、溶融粘度や溶融弾性(ダイスウェル、溶融張力、流入圧損)の評価のほか、シミュレーションで必要になる圧力-体積の温度依存性(PVT)の測定も可能なキャピラリーレオメータRheograph25(Gottfert社製)を導入しました。
室温付近から500℃まで精度よく温度制御でき、ホットメルト材のような低融点樹脂の流動性から、PPSのようなエンジニアプラスチックスの加工性まで、多様な材料の加工性を評価することができます。

主なスペック

・押出速度 3.5 ×10-4 ~ 2.7 ×10 cm3/min
・温度 30 ~ 500 ℃
・測定機能
  溶融粘度 最大圧力220 MPa
  溶融張力 分解能 1 mN 最大 2 N
  ダイスウェル 分解能 0.1 μm 範囲 0.2~32 mm
  PVT 等温測定・等圧測定
  降温速度 最大 25 K/min.
  (温度範囲による)

特徴

ダイ近傍の圧力を計測する圧力センサーを備えており、ピストン荷重から圧力を評価するタイプの機器に比べ、正確な粘度を評価できます。また、ピストンの位置制御能力、温度制御能力が高く、PVTの評価が可能です。
従来の弊社保有機器に比べ、温度範囲、押出速度範囲が拡大しました。
また、多様なプログラム制御が可能で、例えば、以下のような評価が可能です。

  • 押出圧力を一定に保ちながら温度を制御して、流動開始温度/停止温度を評価できます。
  • 設定したプログラムで動作させて、粘度の経時変化を評価できます。
  • 設定圧力、温度プログラムで樹脂を結晶化させて回収し、内部構造と固化条件の関係を調べられます。
適用分野
粘度、熱物性、成形加工、PVT
キーワード
プラスチックス、樹脂、PPS

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