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装置紹介
No.A0814 | 2014.04.01

各種GPCと検出器の適用範囲

豊富なアプリケーションをご利用ください。

測定温度範囲

主な使用溶媒

主な測定試料

常温GPC

室温~80℃

THF, クロロホルム, 水 DMF, HFIP

PVC,PMMA

高温GPC

室温~180℃

ODCB, TCB

PE,PP

ポリオレフィン

超高温GPC

室温~220℃

1-クロロナフタレン 

PPSエンプラ

TREF

0~140℃

ODCB

PE,PP

ポリオレフィン

 

検出器

測定原理

得られる情報

長所と短所

① 示差屈折計 (RI)

溶媒と高分子との屈折率の差

濃度

○最も一般的

×安定性が低い

② 紫外吸収検出器(UV)

高分子の紫外吸収

濃度

○高感度、高安定性

×紫外吸収のない化合物は不可

③ 光散乱検出器 (LS)

高分子による散乱光の強度

絶対分子量,回転半径

○絶対分子量が得られる

×低分子量は検出困難

④ 粘度検出器 (VIS)

溶媒と高分子溶液の圧力差

長鎖分岐度

○長鎖分岐度が得られる

×別に濃度検出器が必要

⑤ 赤外分光光度計 (IR)

高分子の赤外吸収

濃度,分子構造情報

○官能基の定量が可能

×溶媒による吸収のため

測定波数が限られる

蒸発型赤外分光光度計 (IR)

高分子の赤外吸収

分子構造情報

○溶媒の吸収に影響されない

×測定ノウハウが必要

蒸発型光散乱検出器 (ELSD)

高分子による散乱光の強度

濃度

○溶媒の種類に影響されない

×低沸点化合物は検出困難

×応答が濃度に比例しない

核磁気共鳴装置 (NMR)

原子核の磁気的性質

分子構造情報

○官能基別の情報が得られる

×装置が高価・大型

×溶媒が高価

質量分析装置 (MS)

高分子の質量数の差

絶対分子量

○絶対分子量が得られる

×装置が高価

×高分子の種類、分子量範囲が限定される

①~⑤の検出器を準備しております。

 

キーワード
GPC、検出器、高温GPC、超高温GPC

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