測定温度範囲 |
主な使用溶媒 |
主な測定試料 |
|
---|---|---|---|
常温GPC |
室温~80℃ |
THF, クロロホルム, 水 DMF, HFIP等 |
PVC,PMMA等 |
高温GPC |
室温~180℃ |
ODCB, TCB 等 |
PE,PP等 ポリオレフィン |
超高温GPC |
室温~220℃ |
1-クロロナフタレン 等 |
PPS等エンプラ |
TREF |
0~140℃ |
ODCB |
PE,PP等 ポリオレフィン |
検出器 |
測定原理 |
得られる情報 |
長所と短所 |
① 示差屈折計 (RI) |
溶媒と高分子との屈折率の差 |
濃度 |
○最も一般的 ×安定性が低い |
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② 紫外吸収検出器(UV) |
高分子の紫外吸収 |
濃度 |
○高感度、高安定性 ×紫外吸収のない化合物は不可 |
③ 光散乱検出器 (LS) |
高分子による散乱光の強度 |
絶対分子量,回転半径 |
○絶対分子量が得られる ×低分子量は検出困難 |
④ 粘度検出器 (VIS) |
溶媒と高分子溶液の圧力差 |
長鎖分岐度 |
○長鎖分岐度が得られる ×別に濃度検出器が必要 |
⑤ 赤外分光光度計 (IR) |
高分子の赤外吸収 |
濃度,分子構造情報 |
○官能基の定量が可能 ×溶媒による吸収のため 測定波数が限られる |
蒸発型赤外分光光度計 (IR) |
高分子の赤外吸収 |
分子構造情報 |
○溶媒の吸収に影響されない ×測定ノウハウが必要 |
蒸発型光散乱検出器 (ELSD) |
高分子による散乱光の強度 |
濃度 |
○溶媒の種類に影響されない ×低沸点化合物は検出困難 ×応答が濃度に比例しない |
核磁気共鳴装置 (NMR) |
原子核の磁気的性質 |
分子構造情報 |
○官能基別の情報が得られる ×装置が高価・大型 ×溶媒が高価 |
質量分析装置 (MS) |
高分子の質量数の差 |
絶対分子量 |
○絶対分子量が得られる ×装置が高価 ×高分子の種類、分子量範囲が限定される |
①~⑤の検出器を準備しております。
キーワード
GPC、検出器、高温GPC、超高温GPC