ホームchevron_right技術資料一覧chevron_right質量分析chevron_rightDART-MSchevron_rightDART質量分析 (Direct Analysis in Real Time)
装置紹介
No.A1505 | 2015.09.29

DART質量分析 (Direct Analysis in Real Time)

概要

DARTは質量分析のイオン化法の1つであり、試料をイオン源にかざすだけでマススペクトルを取得可能な手法です。溶解等の前処理なしで、固体、液体、気体試料の質量分析が可能です。また、エレクトロスプレーイオン化(ESI)や大気圧化学イオン化(APCI)ではイオン化困難なオイル等を分析できます。

主なスペック

装    置 : AMR製 DART-OS
測定質量範囲 : 約m/z 100~1000
イオン源温度 : 室温~500℃

Fig. 1 DARTイオン源の外観

測定例

(1)  鉱物油

Fig. 2 鉱物油のマススペクトル

オイルに特徴的な込み合ったピーク群が検出されました。

(2). チャック付袋(ポリエチレン製)


Fig. 3 チャック付袋のマススペクトル

材料のポリエチレンに含まれる滑剤(高級脂肪酸アミド)が検出されました。

適用分野
有機材料(オイル、界面活性剤、高分子添加剤、電子材料、塗料等)、医薬品等
キーワード
プラスチック・ゴム、その他有機製品、セラミックス・ゼオライト、フラットパネルディスプレイ、電池・半導体材料、医薬品・化粧品・農薬、食料品・飲料・飼料・食品包装材

CONTACTぜひ、お問い合わせください

弊社の分析技術について、納期やコストについてご検討の方は、
お問い合わせフォームより問い合わせください。