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技術資料
No.T1409 | 2015.04.06

有機材料中の微量成分の分取-構造解析

概要

有機材料中に含まれる不純物の組成や分子構造を把握することは材料の特性を理解する上で重要ですが、分析対象である不純物量が僅かな場合、NMR等による分子構造の解析が困難となります。
弊社では、大内径(~55mm I.D.)の分取専用カラム(逆相、GPC)を用いる大量分取HPLC装置により、有機材料中に含まれる不純物等の微量成分(濃度0.1wt%)を1度に10μg以上分取可能です。更に、微量測定用プローブを備えたNMRにより、分取した微量成分(μgオーダー)の分子構造解析を行います。

表 HPLCカラムと分子構造解析(NMR)

カラム用途

内径

断面積比

カラム負荷量

(試料量)

1回の分取量

(濃度0.1%不純物)

分子構造解析

(NMR)

分析

4.6mm

1

100μg *

0.1μg

×

分取

20mm

20

2mg

2μg

○(微量プローブ)

55mm

140

14mg

14μg

○(微量プローブ)

 *:サンプル濃度1%の測定液を10μl注入

分析内容

・有機微量成分の大量分取(μgオーダー)及び分子構造解析
濃度1%以下の微量不純物を大量分取し、従来困難であった分子構造解析を行うことができます。

適用分野
プラスチック・ゴム、フラットパネルディスプレー、その他有機製品
キーワード
不純物分取、HPLC、構造解析、有機微量分析

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