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技術資料
No.T2324 | 2024.03.13

高温GPC測定における信頼性検証

~ 加熱保持時間の影響 ~

概要

 各種ポリオレフィンの分子量および分子量分布測定には、高温GPCが用いられています。
 本報告では、140℃のオートサンプラーに溶解試料を保持することにより、汎用ポリオレフィンの重量平均分子量(Mw)が、どのように変化するか検証しました。

1.試料

 市販のポリオレフィンペレット4種
 高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン

2.分析条件

 GPC測定条件は下記のとおりです。

装置 HLC-8321GPC/HT (東ソー製)
カラム TSKgel GMHHR–H(20)HT (7.8mmφ×30cm) 3 (東ソー製)
溶離液 1,2,4-トリクロロベンゼン+BHT
カラム温度 140℃
流速 1mL/min
注入量 300μL

3.結果

 オートサンプラー(140℃)に1時間から24時間保持した後に測定した結果を図-1に示します。1時間のMw値を100として、加熱経過時間に対する維持率で表しています。

【図1】加熱経過時間に対するMwの維持率

【図1】加熱経過時間に対するMwの維持率

 弊社の標準測定条件では、オートサンプラーへの保持は2時間以内です。Mw値の低下は1%以下であり、加熱劣化のない、信頼性を有するデータが得られています。

適用分野
GPC、SEC、高分子、分子量測定、熱劣化
キーワード
ポリオレフィン、熱可塑性樹脂、HDPE、LDPE、LLDPE、PP

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