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技術資料
No.T2604 | 2026.05.07

AFM-IRによるパスタの相構造解析

概要

 AFM-IRは官能基マッピングにより、組成をイメージングできる装置です。本資料では、AFM-IRを食品に適用した事例として、製造方法の異なる2種類の市販パスタの分析例をご紹介します。

装置:AFM-IR(Molecular Vista社製 Vista One

 空間分解能10nmでケミカルイメージングが可能な最新のAFM-IRです(装置紹介 A2301)。

試料

パスタ(スパゲッティ)…乾麺_茹でていないもの
A社製パスタ : 押出成形機による製麺
B社製パスタ : 手延べで製麺

【図1】観察方向

【図1】観察方向

結果

 試料の波数イメージングを図2に示します。タンパク質(1660cm-1C=O)、およびデンプン(1025cm-1C-O)に特徴的な波数でイメージングを行ったところ、タンパク質を連続相、デンプンを分散相とする二相構造が観察されました。また、手延べで製麺されたB社製パスタは、機械製のA社製パスタと比較し、デンプンが丸みを帯びている様子が観察されました。

【図2】AFM-IR測定結果_波数イメージング

【図2AFM-IR測定結果_波数イメージング

まとめ

 AFM-IRにより、パスタの相構造を観察することができました。また、製造方法によって相構造に違いが見られました。なお、手延べパスタは機械製と比較し、食感に弾力がありました。

適用分野
食品、プラスチック・ゴム、その他有機製品
キーワード
相分離、組成分布、デンプン、タンパク質

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